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【寿恵子と寿恵子が大切にしていること】

これが私、ソランキ寿恵子。約一年前に佐藤しずかちゃんが @310_294 撮ってくれた写真。一番素の自分に近い感じがして好きなのだ。

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天草・﨑津出身で6人姉兄の末っ子。末子ではなく寿恵子と書く。字体からしてめでたく、誕生日も夏至なので自分でも勝手に生まれた時からラッキーだと思っている。
日本に帰るまで、ロンドンの日系銀行の投資銀行審査室のアドミ兼アシスタントでポートフォリオ管理などしてセクター分析やビジネスの動向等手元にあるデータでプレゼンや東京本社へ送る資料作りをしていた。その後部内編成で希望をして秘書一本に。5人のMD付きの秘書だった。銀行では名だたる大学出のエリート達の中に私はいた。皆さんとても優秀で素晴らしい人たちばかりで本当に良くしていただいた。この銀行員時代にできた友人たちは私の最高の宝物。小さな不満はちょくちょくあったが毎日楽しく仕事ができた。だから17年もの間続いたのだと思う。夫はケニア生まれのインド系イギリス人。生まれてすぐロンドンへ。ITの専門でロンドンの投資銀行で勤務中。子供はいなくて猫のソルティとロンドン郊外にある家に住んでいた普通の主婦。
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寿恵子の情報はこれくらいで十分かな。

さて、日本に帰ってきてよく『毎日楽しそう』って言われる。いつも『そうなんです。楽しいんです。』と答える。
そういう私も30代、40代は一生懸命働いたし、よく悩んだ。今考えると何にそんなに悩んでいたのかも忘れてしまったくらいたぶん日々の小さいことだったように思う。

今日は私がずっと大切にしていることを書こうと思う。あまりにも幸せそうですねって言われるから自己分析と自分が大切にしていることを記しておくのも悪くないと思ったから。笑

1.人と比較しない
2.日々小さいことに感謝する
3.ぶれない
4.愚痴は言っても悪口は言わない
5.自分の目と心でジャッジする

【1.人と比較しない】
比較してもいいことはない。だってほかの人の人生を生きる訳じゃないし。そんな時間があったら本を読んだり、ヨガをしたり旅行したり、散歩したり、いろんな時間を自分に使った方がよっぽどいい。

【2.日々小さいことに感謝する】
『あ!晴れてる』と思ったら『ありがたいなぁ。』と思うし、『今日お客さんが少なかったなぁ』という日も『一人じゃなかったからラッキー』と思う。花が咲いてたらうれしいし、『ありがとう』って言われたら『こちらこそありがとうございました』とおもう。日々小さい幸せを見つける能力はあると思う。

【3.ぶれない】
自分を信じて、シュミレーションして、準備して進むことに結果が出ないこともたくさんある。だけど軌道修正しながらそのゴールに行くまでにぶれないこと。自分の力を信じること。そのためにはいつも身の丈(+ちょっと)に合ったこと、現実的に可能なことを選んで目標設定することにしている。

【4.愚痴は言っても悪口は言わない】
そりゃ人間ですもの愚痴の一つや二つ言ったっていいと思う。それですっきりするなら。だけど悪口を言い始めると自分が腐ってくる。ずっと言ってるとブスになるとおもう。陰で悪口を言うくらいなら本人に直接伝えた方がいいと思う。悪口は言いたくないし、聞きたくない。

【5.自分の目と心でジャッジする】
若い時からずっと大切にしてること。他人が何を言っても、噂を聞いても私は私の目と心で感じて好きか嫌いか自分で判断する。例え『あの人嫌な人だから近づかない方がいいよ』と聞いても私はその人が私にとって嫌じゃない限りシャットダウンしたりしない。だってもったいない。そんな前評判で人の輪が広がらないなんて損だと思う。イメージが先行し、噂が先行してその人や物事への先入観を持つより実際その時に見て感じたことで判断するようにしている。大体自分の経験値で近づく前にわかる嗅覚は備わってるから大丈夫だと思う。

つまり私が大切にしているものはInner Voice(内側の声)を聞くこと。すべてはそこがベースになっている。
『答えは自分の中にある』と私はいつも思う。自分に正直で、日々感謝して眠れる日々の積み重ねが私のハッピーさが生まれる秘訣だと思う。

参考には全くならないと思うけど。
私が日々大切にしていることかいてみました。

【My Basque Cheese Cake / 私のバスクチーズケーキ】

フランスとスペインの両国をまたがるピレネー山脈の麓にある国境バスク地方は独特の文化と言葉でミシュランのレストラン密度も高いグルメな地域。その中でもサンセバスチャンには年中観光客は絶えず、それぞれのバルでは数多いオリジナルピンチョスやタパスなどをカウンター越しに指差し、チャコリを高いところから器用に注ぐパフォーマンスを見て、飲み、ビール、ワインを味わってまた次に行くというバル巡りで朝から夜遅くまで遊びます。バスクチーズケーキで有名なラ・ヴィーニャ(LA VINA)。サンセバスチャンへ何回行っても閉まっていてなかなか伝説のバスクチーズケーキにはありつけず、ようやくありつけた時の嬉しさはひとしおだった。
日本のバスクチーズケーキはお菓子の要素が強く、本場より軽い。私が食べたサンセバスチャンのラ・ヴィーニャ(LA VINA)のバスクチーズケーキは濃厚で、熟成され芳醇で甘いがチーズの香りと塩っけがすこぶるワインに合う一品だった。大きめでずっしり。友達とワインを一本頼んでチーズボード代わりにバスクチーズケーキを少しずつ頬張る。私のレシピはこのお店の常連さんの娘が隣に座っていてこっそり教えてくれたもの。『作り方は簡単。だけどバスクのチーズで作ってこの店で数日寝かせて熟成するから美味しいのよ』と彼女は教えてくれた。絶対そうだと思う。こういうプライドがシンプルなものほど格段に美味しくしてくれるといつも思う。
私のバスクは彼女が教えてくれたレシピをもとに紅茶やコーヒーに合うものを出している。秘訣はなく、ただ静かに数日寝かせ、香りと状態を見て切り分けて店頭に出すだけ。
焼き上がったバスクチーズケーキにおやすみという度にあの時のサンセバスチャンの彼女を思い出す。意気投合してバルの梯子。地元の人たちにも紹介してくれ、最後には何年も予約の取れない山の上にある星付きのレストランの料理長に紹介してもらって賄いの残りを食べさせてもらった。彼女はそこの娘で常連さんだと先に書いた人はそのレストランのヘッドシェフだった。その時に天草の写真と兄の魚の写真を見せた。親子で『サンセバスチャンに似てるよ。きっと何もせずに食べても十分美味しいだろうね。』と言った。天草はそんな宝島なのよといつも思ってたことを彼らがサラリと言った時には何だか誇らしかった。
そんな不思議な縁をバスクチーズケーキを作りながら思う。

【私の焼き菓子】

私の焼き菓子は、私の長い海外生活でホームパーティーやポットラックで友人やその家族達が振る舞ってくれたものを食べ、それがとても美味しかったから『これ美味しい!レシピ下さい。』で集めた家庭の味が多いです。昔から食いしん坊だから美味しいもののレシピのおねだりは得意です。しかも皆んな嬉しそうにレシピを交換してしまう。そんな環境にいたのでレシピは増えました。また、ある時は図書館で勉強していたらふとお料理の本があってその本まで借りて試験勉強の合間のストレス解消にクッキーを焼いたり。美味しかったらレシピノートに書き写すか同じ本を買ってました。
それらのレシピを大切にとっておき、家で実践。また所変われば、バターも卵も変わり、季節のフルーツもその時その場所で手に入る物で作り、たまに少しサワークリーム入れてみたり、小麦粉の量を減らして好きなナッツを砕いたものにしてみたりと自分のアレンジが加わり、自分の焼き菓子になったものばかり。
素朴で素材が良ければ美味しく簡単に焼けてしまうそんな地味だけど噛み締めるたびに、日が経つほど美味くなるバターケーキ系が好きです。

焼きの終わり頃からバターのいい匂いがしてくると『あー、なんて幸せなんだろう』と毎回思ってしまいます。嫌なこともこの瞬間には消えてしまう。
幸いお店の周辺にはヨーロッパや北米の素朴なお菓子を売る店がなく、物珍しくお店のショーケースをのぞいて買ってくださるお客様も増えました。きらきら感はほぼ無い素朴で地味だけど一個食べてみよっかと一口食べてみる。そしたら思いの外美味しくて美味しい!と笑顔になる。私がそうだったように私の焼き菓子を食べた人がほっとして笑顔になるそんな素朴なお菓子をずっと焼いていたいと思っています。

【My Carrot Cake / 私のキャロットケーキ】

自分の焼いたお菓子の写真を見るたびに「映え」と真逆の方向に位置する愛する#地味菓子

その中でもこのキャロットケーキは美味しいのに本当に映えない。丸型にしてみたり四角にしてみたりするが映えない。

でも美味しい。 行きつくところはここでいいと思っているからいいのだけれど。

このキャロットケーキ。前にもストーリーにも書いたかと思うがこれはロンドンのお隣さんマイクとブリジッドのマイクの長女・サラのレシピ。 ロンドンにいるとあちこちでキャロットケーキがあって味も形ももちろん違っていてそのレシピの数もたくさん。だけどイマイチ心踊るものがなく家でも焼いたことがなかった。

ある日(確か)マイクの70歳の誕生日に招かれた。10月で雨にもかかわらず大勢の家族や友人たちが招かれ、BBQしながらワインを飲んでお祝いするパーティーの終盤でキャンドルがたくさんのったこのキャロットケーキが運ばれてきた。マイクが嬉しそうにキャンドルを吹き消し、その後にデザートとして振る舞われたこのキャロットケーキを一口。その美味しさに食いしん坊アンテナが‼️となった。今まで食べたキャロットケーキの中で一番美味しく私好みだったのだ。

早速ブリジッドに『このケーキどこで買ったの?』と聞いたら『これはマイクの娘のサラが焼いたのよ。』と言われ、サラを紹介してくれた。サラはマイクの一番目の奥さんの娘。とても綺麗で素敵な女性だった。サラに『このケーキ今まで食べた中で一番のキャロットケーキよ』と感想を言ったら『ありがとう。すごく簡単にできるのよ。これはオーストラリアのレシピなの。よかったらレシピを送るわ。』と向こうからオファーしてくれ翌朝にメッセンジャーで送られてきた。

しかし人参を削ったり、ナッツを炒ったりと材料が多いのが面倒でなかなか作らずにいたけど翌年の夫の誕生日にこのケーキを焼いたら食いしん坊で味のわかるが夫は『あのマイクのところのレシピでしょ?』と言った。あの時『レシピをもらったほうがいいんじゃない?』と言ったのは彼だったのだ。キャロットケーキと紅茶をいただきながら『このキャロットケーキやっぱり美味しいよ。人参大きくしたり細かくしたりして焼いてみると面白いかもね。』と言う。私も『ナッツも胡桃じゃなくてピーカンも美味しいと思うの。レーズン入れても美味しいよね。』など話しながら美味しくいただいた。

マイクは一昨年83歳で他界。とてもいいお隣さんで彼が大きなモータース会社の社長だったと聞いたのはお葬式のスピーチでだった。それくらいシンプルで華美でなく優しく家族思いのいい人だった。私たちも本当にお世話になった。お葬式で久しぶりに会ったセラに『日本に帰る計画をしていてサラのキャロットケーキ出すわ』と言ったら嬉しそうだった。Dad loved my carrot cakes. と言った。

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